世は全てが悪！！善に見えるは偽りなり！！！
今年最初の更新。最近ではないですが、BB戦士093。
ＳＤ戦国伝のラスボス
「黒魔神闇皇帝（クロマジンヤミコウテイ）」をいじってました。
最も思い出深いガンプラの一つで４～５回くらい買ってます。BB戦士では最多。
キットとしては045「闇皇帝」のリデコとなっています。
追加ランナーは濃いグレー一色なので、塗装すべきです。
闇皇帝のランナーおよびパーツは完全収録なので闇皇帝も組めます。
ランナーの色やシールに違いがあるので、全く同一の仕様ではありません。
２０１０年前後以降の再生産品はダークブルーのランナーの色が明るくなっています。
ガンダムマーカーのガンダムブルー並の色なので、本来の成型色とはかなり印象が違います。
今回の仕様は
・部分塗装（全塗装じゃないだけで塗装箇所は多い）
・シールはある程度使用
・塗装は全てガンダムマーカー
・色はなるべく原作設定準拠
・腕にロール軸を追加
・軽くトップコート（つや消し）
ガンダムマーカー縛りなので青い箇所が明るすぎて不自然ですが、１０年以上も前に組んだものの再生ということで、こうなっています。
他の部分は原作準拠。ネットの作例だと原作準拠は意外と少なかった。
元々の闇皇帝がＳＤ戦国伝第１シリーズの標準サイズという小ささに加え、頭部を前に倒しているため、ラスボスなのに背が低くてちょっと小さめです。
その代わり前後幅は広く、全く迫力が無い・・・というほどではありません。（初代大将軍、二代目大将軍に豪華版のビッグサイズがあるので、こちらも元祖ＳＤガンダム版のようなビッグサイズが欲しかった・・・）
余剰パーツは闇皇帝の頭部角パーツと黒星剣のみで、かなり綺麗にパーツを使用しています。
黒星剣は一応装備できるので、完全な余剰パーツは闇皇帝の角だけですね。
黒魔神の頭部の角はズバルガス。
黒魔神の両腕の爪はギャザズ。
背部の目のようなものがある扇状のパーツはグレムロウ。
グレムロウの目のような怪しいものは黒幻眼（こくげんがん）。
モンスターヘッドの額にある紫色の石は黒星石（こくせいせき）。
前後は２体分なので、ボリュームはあります。
闇皇帝のモンスターモードを何倍も凶悪にしたような怪物デザインは圧巻。
これが横井画伯の完全オリジナルなのだからすごい。
あまりにも秀逸なデザインからか、新ＳＤ戦国伝以降のボスキャラを初め様々な敵キャラに共通の意匠やデザインの影響が見て取れており、ＳＤ戦国伝全シリーズの真のラスボスとも言えます。
上から見るとボリュームがあるのがよくわかります。
なお１０年以上前に組んだもの・第１シリーズフォーマットと言うことで各接続軸が細くて、組み換えには不安のある耐久力なので、組み換えは捨て、黒魔神闇皇帝のみとしています。
組み換え遊びを楽しむには脆いので、組み替えて遊ぶのはおすすめしません。
組み替えはしないのでモノアイは消しています。
なお、闇皇帝の真の姿はモンスターモードであり、黒魔神闇皇帝の頭部になっていることからもわかるように、本当の顔は頭部のバケモノヘッドのほうであり、モビルスーツヘッドではありません。
これを間違えている大将軍列伝では、黒魔神闇皇帝の会話シーンが結構格好悪い。
もはや我の野望、誰も止めめられぬわ！
闇皇帝と同じ黒星砲（こくせいほう）は、後ろ半身である「闇の本体」に、後ろ向きについてます。
もちろんスプリングギミックによるミサイル発射ギミックがあります。
２０００年以降の生産版はスプリングが弱くなっているらしい。
一応このように、大将軍の大目牙砲のような発射体勢も可能。
まあ、黒魔神闇皇帝にはメイズバーンという遠距離武器もあるし問題はないです。
なお、元祖ＳＤガンダムに付属する「大暗黒幻砲」は当然付属しません。
こちらがロール軸追加前の状態の腕。
割と動くとはいえ、腕は本来ロール軸がないのでポーズが微妙に不便です。
あと、しまうときも中途半端に場所をとってしまいます。
ロール軸を追加するだけで、ポーズの幅が滅茶苦茶広がり、超絶格好いいのでおすすめ。
腕を前にむければ場所もとらなくなります（笑
うへへへ。
なお、頭部のメッキパーツは闇皇帝では普通のシルバーメッキですが、黒魔神闇皇帝はやや暗いダークメッキとなっていて格好いいです。
必殺技は「暗黒撃（あんこくげき）」。
名前だけ設定されていますが、この技の描写は原作であるコミックワールドはおろか、ゲームやコミック版などでも描かれたことがないので、どのような技なのか謎に包まれています。
原作コミックワールドでは「暗黒の怨念」で初代大将軍を苦しめています。
未来の歴史が示すとおり、
お前は俺様の手にかかって死ぬのだ！
新ではないＳＤ戦国伝の最終章である第３シリーズを締めくくるにふさわしいラスボスです。
なお闇皇帝は、
実はＳＤ戦国伝シリーズ中最強のラスボスだったりします。
正史では初代大将軍を殺害している上、
二代目大将軍は相打ちで殺し、
正史ではさらに三代目大将軍を打ち倒して頑駄無軍団を滅ぼしてしまっている。
大将軍３人を殺害している＋αというのは、
以降のあらゆる闇のキャラたちなど足元にも及ばないほどの大戦果である。
さすが元祖にして至高の闇の権化ですね。
