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今回はSD戦国伝三部作、第一章「武者七人衆編」より、
BB戦士44「二代目頑駄無大将軍(にだいめガンダムだいしょうぐん)」。
商品名は「BB戦士44 頑駄無大将軍」ですが、当初から先代に代わって大将軍となった二代目とされています。
後の第三章「天下統一編」で登場する先代こと初代頑駄無大将軍の実の息子(同編で明らかになる本名は雷凰頑駄無)。
正史では武者七人衆編の決戦で、闇皇帝と相打ちになって死亡してしまいます。

またBB戦士46の豪華版も存在します。ビッグサイズですが、並べる相手がいない・刀が妙に小さい、などの欠点も。
レジェンドBBでデザイン改悪が行われましたが、あまりにも別物すぎ。
ちなみに元々のデザインの再現性が最も高いのはこのキット。
元祖SDや豪華版よりもこのBB戦士44のキットのほうが本来のデザイン画に最も近いです。

本来私の所有キットじゃないのですが、レストアは私が行ったので紹介。

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キットとしてはSD戦国伝で初めてホイルシールが使用されたキットかと思います。
出来栄えのほうも将頑駄無からさらに進歩しており、旧ポリキャップフォーマット(黒ポリキャップ)特有の接続軸の細さからくる脆さという問題点を省けばなかなか出来は良いと思います。
きっちり仕上げてあげればとても見栄えがよいです。

また、試行錯誤中なのか、肩アーマーや兜などが独自の仕様になっており、他に同一の仕様がなかったりも。
バックパックの肩部分の、大目牙砲(オメガキャノン)や肩アーマーを接続する部分は特に脆い構造になっているため要注意。大目牙砲の接続ピン自体も力がかかりやすいので要注意。

今回の仕様は
・一応部分塗装。
・壊れていた部分を修理。
・木工用ボンドで保持力強化。
程度ですが、塗装作業がほとんどです。

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もちろんBB戦士なので、きっちり仕上げる場合はかなりの手間が必要なのは同じです。
特に真っ黄色の足が非常に大変。白い部分のほうが多い上に、成型色だと足だけ黄色一色なので非常に不自然なんですよね。

設定では二代目ですが、大将軍として始めてデザインされたキャラなので、後の大将軍と比べると色数も少なめで複雑な部分も少ないので、塗装しやすいほうかも。
なお、デザイナーは横井画伯ではなく今石氏で、モチーフは特に無い完全オリジナルキャラクターです。

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支援メカの「鳳凰(フェニックス)」。
武器に翼をつけたシンプルな構造なのですが、可愛らしい。
もちろん真っ白なので塗ってあげよう。

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軽装タイプ。肩部分が非常に塗りにくい構造をしてます。
また、足のV字部分とその下の丸い部分は造詣が無いので、シールか自作する必要があります。

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刀は「日輪剣(にちりんけん)」。

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両肩の大砲は「大目牙砲(オメガキャノン)」。
超強力な大将軍にのみ使うことができる大砲。これはSD戦国伝シリーズの大将軍に伝統的に引き継がれました。

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この翼を外した武器状態の鳳凰は「鳳凰弓(ほうおうきゅう)」。
クロスボウタイプの弓矢です(まあSDガンダムだし、矢は発射しませんけど)。
名前が記述されている資料が少ないので、知らない人も多いんじゃないかな。

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鳳凰の武装形態「武者鳳凰(むしゃフェニックス)」。
また豪華版限定ギミック「武者フォートレス」への変形も実はできるそうで、別途2ミリの接続用のプラ棒があれば可能らしい。

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武者鳳凰を組むと、大将軍本体と刀、兜が余りますが、余剰パーツってかんじではないですな。

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大将軍の証にして力の源「頑駄無結晶(ガンダムクリスタル)」。
ちゃんと脱着できます。今見ても格好いいデザインです。

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大目牙砲(オメガキャノン)は、左右それぞれ角度をかえれます。

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あんまり綺麗ではないですが、それなりに頑張って仕上げました。
腕のロール軸の追加くらいはやってもいいかな?

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今回キットの話よりキャラの話ばっかだなぁ。
やっぱ本家本物が一番ですよ。